2010-02-10
個人事業と法人での起業の手続きの違いは何でしょうか?
個人事業で起業する最大のメリットは、法人のように、
会社設立のための複雑な手続きや費用負担を必要としない点にあります。
個人事業の場合、本人が「事業を始めます」と言えば、
それでスタートでき、税務署や地方自治体への届け出は必要ですが、
会社の設立に比べれば、簡単です。
2006年5月に会社法が施行されたことで、
資本金1円で株式会社を設立できるようになりました。
しかし、設立の費用は約25万程度かかります。
また、株式会社などの法人は、事業を変更したり増やしたりするたびに、
定款の変更手続きをしなければなりません。
そのつど時間と費用がかかることになります。
また、会社をたたむ時も、法律に則った精算手続きや登記手続きが必要です。
その点、個人事業者は開業届を出せば、すぐに始められ、
廃業するのも届出書1枚で済みます。
事業の立ち上げや変更の手続きを考えた場合、
株式会社より個人事業者の方が手軽といえるでしょう。
関連記事