2010-07-05
損益分岐点を引き下げましょう
売上と費用が同じ額で、利益がちょうどゼロになるときの売上高を
「損益分岐点」といいます。
実際の売上高が損益分岐点を上回っていれば利益が生じ、
損益分岐点よりも下にあるときは損失が生じます。
そのため損益分岐点が低いほど利益がでやすい、
赤字になりにくい体質にあるということができます。
つまり、資金繰りを改善するには、
損益分岐点を引き下げなければなりません。
さらに、損益分岐点を引き下げるには、
まず固定費を削減しなければなりません。
固定費を減らすには、パートやアルバイトを活用した
人件費の削減や、無駄な資産の処分、
借入金の返済による利息の削減などがあります。
損益分岐点を引き下げるもう一つの方法は、
変動費の削減です。
変動費は、売上高に比例的に増加するものなので、
ここでは変動比率(変動費を売上高で割った値)の引き下げ
といったほうがよいかもしれません。
材料単価や外注費の引き下げ、品質、使用材料そのものの
変更など、さまざまな角度からの検討が必要です。
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