2009-12-31
退職金は原則確定申告の必要はありません
退職金の支払い時には、所得税と住民税が徴収されています。
退職所得は、給与所得と違って分離課税で、
所得税も住民税も源泉徴収されているので、確定申告の必要はありません。
ただし、退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を
勤務先に提出していないときは、
退職金から一律20%の所得税を源泉徴収されています。
言い換えれば、税金を払いすぎているのです。
確定申告をすれば、払いすぎた税金が戻ってくるので、
忘れずに申告しましょう。
退職所得は次の算式により計算されます。
(退職手当の収入金額-退職所得控除額)×1/2
退職所得控除額は次の区分に応じ、それぞれの金額です。
1.勤続年数20年以下
40万円×(勤続年数)
2.勤続年数20年超
800万円+70万円×(勤続年数-20年)
(注)・上記による計算額が80万円未満の場合は80万
・障害となったことに基因して退職した場合は別に100万円加算
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