2010-06-01
資金の裏付けのある売上を増やしましょう
売上のないところに利益は生じませんので、
まず売上を上げることが大切です。
ただし、資金繰り改善のためには、ただ売上を伸ばすのではなく、
資金的な裏付けのある売上を伸ばすということが、ポイントになります。
資金的な裏付けのある売上とは、
その売上に伴う売上債権が回収条件通りに確実に回収されていること、
さらにその売上のために過剰な在庫を抱えていないことをいいます。
いくら売上が増えても、強引な販売によって
不良債権の山が築かれたり、
販売の機械を逸しないようにするための過剰在庫があれば、
かえって資金繰りは苦しくなるばかりです。
もっとも売上が増えると通常は売上債権が増えますし、
売上を増やそうとすると適正在庫も増えるので、
一時的に資金繰りが苦しくなりますが、これは仕方ありません。
ただし、売上増に伴う正常な売上債権と在庫の増加であるかを
常に確認する必要があります。
この確認のためには、事業部門ごとの予算と実績の管理、
キャッシュフロー計算書により資金繰りのチェックを
徹底するようにして下さい。
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